これまでの章(A〜I)で学んだ理論(伝達関数・状態空間・PID・最適制御・ロバスト制御・非線形制御・ディジタル制御)を、 実際の装置・プラントに適用する際の設計フローと応用例を整理する。
実機にステップ入力を加え、出力 y(t) を計測して \[ G(s)=\frac{K}{T s + 1} e^{-Ls} \] のパラメータ \(K, T, L\) を推定する(むだ時間 L を含む FOPDT モデル)。
サインスイープ・擬似ランダム信号を入力し、 \[ G(j\omega)=\frac{Y(j\omega)}{U(j\omega)} \] を測定してボード線図を得る。
一巡伝達関数 \[ L(s)=P(s)C(s) \] を、ボード線図上で「欲しい形」に整形していく設計手法。
制御設計時には、これらの非理想性を考慮した シミュレーションモデル(ディジタル実装モデル)を用意することが重要。