高校数学 数学B 数値計算とコンピュータ

1. 数値計算とは

数値計算とは、数式の厳密解ではなく、近似値で答えを求める計算方法のこと。 コンピュータは有限の桁数しか扱えないため、近似計算が基本となる。

(1) 近似値と誤差

(2) 切り捨て・四捨五入

2. 有効数字

測定や計算の結果を「どこまで信用できるか」を表す指標。

(1) 有効数字の数え方

(2) 四則演算と有効数字

(3) 誤差伝播

有効桁が少ない数字を含むと、計算結果も精度が下がる。

3. 逐次計算(反復法)の基礎

反復計算(iteration)は、コンピュータ向きの計算手法で、近似値を徐々に更新して 真の値に近づける方法。

(1) 代表例:ニュートン法

方程式 \(f(x)=0\) の解を求めたいとき、初期値 \(x_0\) から \[ x_{n+1} = x_n - \frac{f(x_n)}{f'(x_n)} \] を繰り返して近似解を求める。

(2) 反復法がうまくいく条件

4. 補間と近似

(1) 補間の考え方

既知のデータ点の間を推測する手法。典型例は「線形補間」。

(2) 線形補間

点 \((x_1, y_1), (x_2, y_2)\) の間の点 \((x, y)\) は \[ y = y_1 + \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1}(x - x_1) \]

(3) 近似計算(関数値の推定)

グラフや表から読み取るときなどに利用される。

5. 数値積分(数値的な面積の求め方)

曲線と x 軸に囲まれた面積を近似的に求める方法。

(1) 台形公式

関数 \(f(x)\) を区間 \([a, b]\) で計算するとき \[ \int_a^b f(x)\,dx \approx \frac{b-a}{2}\left(f(a)+f(b)\right) \]

(2) 区分求積法

区間を細かく分割し、長方形の面積を足し合わせて近似: \[ \int_a^b f(x)\,dx \approx \sum_{k=1}^{n} f(x_k)\Delta x \]

6. コンピュータと誤差

(1) 丸め誤差

計算途中の値が桁数制限で切り捨て/四捨五入される誤差。

(2) 打ち切り誤差

無限級数や反復計算を有限回で打ち切ることで発生する誤差。

(3) 誤差の蓄積

7. アルゴリズムの考え方

(1) アルゴリズムとは

問題を解くための手順のこと。

(2) 擬似コード(pseudocode)

アルゴリズムをコンピュータ語風に表したもの。

(3) 処理の流れ図(フローチャート)

代表的な図形:

8. コンピュータによる数値処理

(1) 表計算ソフトによる数値処理

(2) プログラミングによる数値計算

Python などの言語で行列計算・数値積分・探索などを行える。

(3) ワークシート関数とアルゴリズムの関係

9. 数値計算とコンピュータでよく出る問題

参考URL

 

🔝高校数学 目次に戻る