高校数学 数学C 確率と確率分布

1. 確率変数と確率分布の基本

(1) 確率変数(Random Variable)

試行の結果として取りうる値が確率を伴って定まる変数を「確率変数」という。 例えばコインを投げて表が出る回数 \(X\) など。 ([turn0search6])

(2) 確率分布(Probability Distribution)

確率変数 \(X\) が値 \(x_1, x_2, \dots, x_n\) をとるとき、それぞれの確率を \(p_1, p_2, \dots, p_n\) とすると \[ p_i \ge 0,\quad \sum_{i=1}^{n} p_i = 1 \] を満たし、\(\{x_i, p_i\}\) で表されるものを確率分布という。 ([turn0search6])

(3) 離散型/連続型

2. 期待値(平均)・分散・標準偏差

(1) 期待値(Mean/Expectation)

確率変数 \(X\) が値 \(x_i\) を確率 \(p_i\) でとるとき、 \[ E(X) = \sum_{i=1}^{n} x_i p_i \]

(2) 分散(Variance)

期待値を \(m = E(X)\) とすると \[ V(X) = E( (X - m)^2 ) = \sum_{i=1}^{n} (x_i - m)^2 \, p_i \]

(3) 標準偏差(Standard Deviation)

\[ \sigma(X) = \sqrt{V(X)} \]

(4) その他の表現・公式変形

\[ V(X) = E(X^2) - [E(X)]^2 \] という公式もよく使われる。

3. 二項分布

(1) 定義

成功確率 \(p\) の試行を独立に \(n\) 回行ったとき、成功回数を確率変数 \(X\) とすると \[ P(X = k) = \binom{n}{k} p^k (1-p)^{\,n-k}, \quad k = 0,1,2,\dots,n \] を満たす分布を二項分布という。 ([turn0search6])

(2) 期待値・分散

\[ E(X) = np, \quad V(X) = np(1-p) \]

(3) 応用例・注意点

4. 正規分布(入門的な扱い)

(1) 概念

連続確率変数 \(X\) が平均 \(m\)、標準偏差 \(\sigma\) をもつとき、 確率密度関数 \[ f(x) = \frac{1}{\sqrt{2\pi}\,\sigma} \exp\!\left( -\frac{(x-m)^2}{2\sigma^2} \right) \] を持つ分布を正規分布という。 ([turn0search6])

(2) 標準正規分布化(Z変換)

\[ Z = \frac{X - m}{\sigma} \] によって、平均 0・分散 1 の標準正規分布に変換できる。

(3) 面積=確率・グラフ読み取りの基本

図で理解することが多い:例えば「A 点以上である確率」「区間 \([a,b]\) にある確率」など。

5. 母集団・標本・標本分布(発展的)

(1) 母集団と標本

母集団:興味あるすべてのデータ集合。 標本:母集団から抽出された部分集合。

(2) 標本分布の考え方

標本平均の分布や、標本分散の分布などについての概念。 高校Cでは簡単な導入のみ。

(3) 区間推定・仮説検定(簡単に紹介)

新課程・大学入試でも「統計的な推測」として扱われる可能性があるため,高校Cでも押さえておくと良い。 ([turn0search9])

6. 応用・確率分布を使った問題の型

7. 注意すべき学習ポイント・用語一覧

参考URL

 

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