高校物理 電磁気学

C1. 電気(電荷・電場・電位)

(1) 電荷と静電気力

電気の基本量は 電荷。 2 つの点電荷 \(q_1, q_2\) が距離 \(r\) だけ離れているとき、 クーロンの法則より作用する力の大きさは \[ F = k \frac{|q_1 q_2|}{r^2}, \qquad k = 8.99\times10^9\ \mathrm{N\,m^2/C^2}. \] 同符号なら反発力、異符号なら引力となる。

(2) 電場(電界)

電場 \(\vec{E}\) とは「空間の1点に置いた正電荷が受ける力/電荷」: \[ \vec{E} = \frac{\vec{F}}{q}. \] 点電荷 \(Q\) のまわりの電場は \[ E = k\frac{|Q|}{r^2}. \]

(3) 電位と電位差

電位 \(V\) とは単位電荷あたりの位置エネルギー: \[ V = \frac{U}{q}. \] 点電荷による電位は \[ V = k\frac{Q}{r}. \] 電場と電位差の関係(1 次元) \[ E = -\frac{dV}{dx}. \]

(4) 電気力線(イメージ)

C2. 電流と電気回路

(1) 電流と電圧

電流 \(I\) は電荷の流れ: \[ I = \frac{\Delta Q}{\Delta t}. \] 電圧(電位差) \(V\) は電位エネルギー差。

(2) オームの法則

抵抗 \(R\) の両端電圧 \(V\) と電流 \(I\) の関係 \[ V = IR. \]

(3) キルヒホッフの法則(電流・電圧則)

(4) 直列・並列回路

(5) コンデンサ(静電容量)

導体板(極板)に電荷を蓄える素子で、容量を \(C\) とすると \[ Q = CV. \] 平行板コンデンサの容量は(高校範囲) \[ C = \varepsilon \frac{S}{d}, \] (\(\varepsilon\):誘電率, \(S\):面積, \(d\):距離)。

(6) コンデンサの直列・並列

C3. 磁場と電磁力

(1) 磁場(磁界)

磁場とは磁極・電流が作る空間の性質。 磁束密度を \(\vec{B}\) と書く。

(2) ローレンツ力

電荷 \(q\) が速度 \(\vec{v}\) で磁場 \(\vec{B}\) に入ると \[ \vec{F} = q\vec{v}\times\vec{B}. \] 向きは右ねじの法則で決まる。 大きさは \[ F = qvB\sin\theta. \]

(3) 電流に働く磁力(フレミング左手の法則)

長さ \(l\) の導線に電流 \(I\) が流れ、磁場 \(B\) 中に置かれると、 力の大きさは \[ F = BIl\sin\theta. \]

(4) 電流がつくる磁場(高校版のビオ・サバール)

(5) アンペールの法則(高校範囲)

直線電流のまわりの磁場は円対称であることを示す。

C4. 電磁誘導(ファラデーの法則・レンツの法則)

(1) 電磁誘導とは?

磁場が変化すると、導体に電流・電圧が生じる現象。

(2) ファラデーの電磁誘導の法則

誘導起電力 \(\mathcal{E}\) は磁束の変化率に比例する: \[ \mathcal{E} = -\frac{d\Phi}{dt}, \qquad \Phi = BS\cos\theta. \]

(3) レンツの法則(符号の意味)

「誘導電流は、発生原因である磁束の変化を妨げる向きに流れる」。 この物理的内容がマイナス符号に対応する。

(4) 移動導体棒の誘導起電力

長さ \(l\) の棒が速度 \(v\) で磁場 \(B\) に直角に動くと \[ \mathcal{E} = B l v. \] 高校電磁誘導の代表問題。

(5) 自己誘導・相互誘導(発展)

コイルに電流変化 \(\frac{dI}{dt}\) があると、 自己誘導起電力 \[ \mathcal{E} = -L\frac{dI}{dt} \] が生じる(\(L\):自己インダクタンス)。

C5. 電磁波(簡易)

(1) 電磁波とは?

電場 \(\vec{E}\) と磁場 \(\vec{B}\) が空間を伝わる横波。 光・電波・X線などはすべて電磁波である。

(2) 真空中の電磁波の速さ

真空中では電磁波の速さは一定で \[ c = 3.0 \times 10^8\ \mathrm{m/s}. \]

(3) 電磁波の波としての性質

電磁波も \[ v = f\lambda \] を満たし、屈折・干渉・回折など、波の性質を示す。

参考URL

 

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